記事一覧
スクリーンとビデオウォール

ビデオウォール

ビデオウォールとは、並べて掛けた複数のディスプレイ — たとえばカウンター上の4台 — を、1枚のアートボードとしてデザインするものです。各パネルは、それぞれのスクリーンで、それぞれのタイムラインで再生されます。ビデオウォールは、サイドバーの「ディスプレイ」の下にあります。


ビデオウォールはデザインの土台であって、同期再生の仕組みではありません

パネル同士は時計を共有していません。デザインがビデオウォール全体にまたがって見えるのは、各パネルがその一部分としてデザインされているからであって、再生中に2枚のパネルをフレーム単位で揃え続ける仕組みはありません。静止したデザインなら1枚の絵として読めますが、動画はそうなりません。あるパネルで10:00に切り替わるスライドが、隣のパネルでは1秒後に切り替わることもあります。

ビデオウォールを作成する

  1. 1
    サイドバーの「ディスプレイ」から「ビデオウォール」を開き、「新しいビデオウォール」をクリックします。作成方法はこれだけです。ビデオウォールは「作成」メニューにはありません。
  2. 2
    ビデオウォールに名前を付け、「レイアウト」を選びます。プリセットは 2 × 1・3 × 1・4 × 1・2 × 2 です。「カスタム」では「列」と「行」を指定できます。それぞれ最大16、合計で最大64枚のパネルです。
  3. 3
    「パネルのサイズ」「パネルの対角サイズ」「ベゼル」を設定します。「横向き」か「縦向き」を選び、実際の機材の寸法をインチとミリで入力します。そうすることで、キャンバスが継ぎ目を実際の位置に描きます。どちらもデザイン用の情報で、ディスプレイに送信されるものではありません。
    New wall(新しいビデオウォール)ダイアログ。Wall name(ビデオウォール名)の欄には「Counter menu board」と入力されている。Layout(レイアウト)の行には 2 × 1、3 × 1、4 × 1、2 × 2、Custom(カスタム)が並び、2 × 2 が選択され、4枚のタイルとして「4 panels · 3840 × 2160 px artboard」の行の上にプレビューされている。その下に、Panel size(パネルのサイズ)は Landscape 1920 × 1080 か Portrait 1080 × 1920、Panel diagonal(パネルの対角サイズ)は 55 in、Bezel(ベゼル)は 0 mm、Panel content(パネルのコンテンツ)は New sequences か Blank panels。
  4. 4
    「パネルのコンテンツ」を選び、「ビデオウォールを作成」をクリックします。「新しいシーケンス」を選ぶと、パネルごとに空のシーケンスが1つ作成されます。「空のパネル」では何も作成されず、各パネルにすでにあるシーケンスを割り当てます。

ビデオウォールのページ

ビデオウォールは実際の比率どおりに描かれ、各パネルにはそのパネルの1枚目のスライドが表示されます。その上の行が示すのは、割り当てが済んでいるかどうかではなく、実際に再生されているかどうかです。再生されていないものについては、その理由 — スクリーンがない、ペアリング待ち、オフライン、コンテンツがない — が示されます。

「Lobby video wall」というタイトルのビデオウォールのページ。2行×2列のパネル、1パネルあたり 1920 × 1080、ベゼルなしと説明されている。タイトルの下には「Nothing on this wall is playing yet」(このビデオウォールはまだ何も再生していません)と「4 panels have no screen」(パネル4枚にスクリーンがありません)。キャンバスには番号のついた4枚のパネルが実際の比率で描かれ、いずれにも No screen(スクリーンなし)と付いている。その下の Panels(パネル)一覧では、各パネルにコンテンツのピッカーと Attach screen(スクリーンを割り当て)のボタンが並んでいる。
新しく作った4枚パネルのビデオウォール。まだ何も再生されておらず、どのパネルにもスクリーンが必要な状態。

各パネルをつなぐ

  1. 1
    「コンテンツを選択」で、再生するものを選びます。自分のシーケンスであれば、ほかで使っているものでもかまいません。「コンテンツを外す」を選ぶとパネルは空になり、割り当てられているディスプレイも再生を停止します。
    「Content for panel 1」(パネル1のコンテンツ)のピッカー。検索欄には「menu」と入力され、その下に Clear content(コンテンツを外す)の行(説明は「The panel goes back to empty」=パネルは空の状態に戻る)と、一致したシーケンス「Sunrise Cafe Menu Board」(1 slide と表示)が並んでいる。
  2. 2
    「スクリーンを割り当て」で、ディスプレイを指定します。候補に出るのは、ほかのビデオウォールが使っていないスクリーンだけです。1つのスクリーンが属せるビデオウォールは1つだけです。あとから「割り当てを解除」で外せますが、そのディスプレイは再生を続けます。
  3. 3
    ディスプレイがまだペアリングされていない場合は、ペアリングします。パネルに「ペアリング」が表示され、「最初のスクリーンをペアリングする」と同じダイアログが開きます。

ビデオウォール全体にわたる1枚の背景

「背景」は、アートボード全体に「単色」または「グラデーション」を1枚敷き、各パネルにその一部分を割り当てます。こうすることで、色がベゼルの向こうまで途切れずに続きます。

背景を適用すると、すべてのパネルの、すべてのスライドの背景が置き換わります。

⋯ メニューからビデオウォールを削除しても、なくなるのはまとまりだけで、作品そのものは残ります。パネルのシーケンスはライブラリに残り、割り当て済みのスクリーンはそれぞれ今の内容を再生し続けます。暗くなる画面はありません。